今回は、他人から
嫌われたかもしれない
と心配している人たちへ
向けた内容。
どのような考え方をすれば、
自分の心を楽にできるか?
そのヒントをお話したい。
====
友達に嫌われた!
学校へ通うのが辛い……。
上司から嫌われた!
職場へ行くのがシンドイ……。
ママ友から嫌われてしまった!
公園へ行くのが
気が進まなくなった……。
こういうことは
多くの人が経験することだ。
誰かから嫌われて
落ち込んだ時、
その心を少しでも早く回復させ、
元気になるには、
どうすればよいだろうか?
それには
幾つかポイントがある。
まず最初に
あなたは本当にその人から
嫌われたのだろうか?
いつもは親しく
接してくれる人から、
ちょっとそっけなくされたら、
「私、彼女に何か悪いことを
したのだろうか?
何か良くないことを
言ったのだろうか?」
と心配することは、自然な反応だ。
しかし、
彼女がそっけなかったのは、
単に他のことで
頭がいっぱいだったかもしれない。
自分のことで精一杯で
余裕がなかったから、
そのように振る舞ったのかも
しれない。
他人の機嫌が悪かったり、
イライラしていたりする時に、
「自分が何か悪いことを
したから、それが原因だ!」と
早とちりして勝手に思い悩む人がいるが、
実際には
相手はあなたとは無関係のことで
ご機嫌斜めだったり、
そっけなかったりすることが
しばしば。
人には、その人独自の
事情や都合がある。
そして、
相手の事情や都合は、
近くにいるあなたには
残念ながら
よく分からないことも多い。
それなのに、あなたは
「自分が悪い」と勝手に思い込んで、
自分の心を苦しめてしまう。
この状態は、
自分で自分の首を
しめているようなものだ。
気になる場合は、
相手に直接確認した方が
よいだろう。
「最近、様子がちょっと変だけど、
私あなたに
何か悪いことをしたかな?」と
勇気を持って聞いてみよう!
おそらく、相手は驚くだろう。
そんなことは全然ないからだ。
人は誰でも、
自分独自の事情や都合があり、
それにより機嫌が良くなったり、
悪くなったりすることを
覚えておこう!
====
次のポイントは、
他人から嫌われることは、
誰でも経験することだ
と割り切ること。
どんなに立派な人でも、
どんなに優秀で優れた人でも、
すべての人から好かれる人間は
どこにもいない。
どんな人間だって、
好き嫌いがあり、
その好き嫌いは、人それぞれ違う。
相性が良い人や気が合う人、
考え方や感じ方が似ている人
がいる一方で、
どんなに努力しても
仲良くなれない人は
誰にでもいるもの。
自分とは相性が合わない人が
いることを受け入れて、
その人たちに嫌われたからと言って、
自分を責めたり、
暗い気持ちになる必要はない。
自分がどんなに良い行いをしても、
自分を嫌う人は必ず存在する
と受け止めることが大切だ。
無理に仲良くしようとするよりも、
分かり合える人、大切に思える人と
時間を過ごす方が幸せになれる!
自分自身を大切にし、
自分に合った人たちと
心地よい時間を過ごすことが
人生を楽しくする秘訣だ。
====
もうひとつ知っておくと
役立つことがある。
それは、人間は
自分に都合の良い人を好きになり、
都合の悪い人を嫌いになる
という習性があること。
誰かから嫌われた時、
自分がダメな人間だから
嫌われたのではなく、
自分の性格が悪いから
嫌われたのではなく、
今の相手にとって
あなたが都合の良い人ではないから
嫌われたということも
あるのだ。
このことを知っておくと、
相手があなたを嫌う理由が
あなたにあるわけでは
ないことに気づき、
自分を責めたり、
自信を失ったりすることは
減るだろう。
その相手にとって、今はあなたは
都合の悪い人でも、
将来的には都合の良い人に
変わることもある。
その場合、急に相手が
あなたに話しかけてくることも
あるだろう。
このような場合、
嫌われた原因は
単に相手の都合によるものであり、
あなたには非はない。
人間は誰でも、
そうした状況に遭遇することが
あるものだ。
====
今回の話をまとめれば、
他人から嫌われたと感じた時は、
以下の点を考えてみよう!
1)自分が嫌われたと感じるのは
勘違いかもしれないこと。
相手は相手の事情や都合で
機嫌が良くなったり
悪くなったりすることが
あるからだ。
2)どんな人間でも
一定数は自分を嫌う人がいる。
人は多様であるため、
どんなに自分が良い人であっても、
必ず自分を嫌う人が存在する
ということを理解する必要がある。
3)人間は自分にとって
都合の良い人を好きになり、
都合の悪い人を嫌いになる
という習性があることを
覚えておくと役に立つ。
つまり、あなたが嫌われたのは、
必ずしもあなたに
原因があるわけではない
ということだ。
自分を嫌う人のために
悩むことは無駄だ。
自分自身を責めることで、
不必要に思い悩み、
心をすり減らすことは避けよう!
自分を嫌う人が
一定数存在することを理解すれば、
必要以上に好かれようと
努めることも意味がない。
代わりに、
自分と相性が良く、気が合う人、
心が和む人、そして大切な人たちと
過ごす時間に力を注ぐ方が賢明だ。
自分にとって
価値のある人たちと過ごす時間は、
人生において
最も貴重なものであるからだ。