Categories: 親子関係

生まれつきツイてない!と嘆く人が、人生を好転させるのにできること

人生は、
本当に不公平なもの!

どんな親のもとに生まれて、
どんな家庭環境なのかで、

人生が大きく左右される。

親ガチャで
ハズレくじを引いてしまえば、

幼少期から大変苦労して、

この先も、ずっと同じようであり、
あまり希望がないのだろう
とがっかりしてしまいがち。

しかし、親ガチャに外れても、
必ずしも絶望的な将来が
待っているわけではない。

今回は、
「今までの自分の経験に基づき
人生をパターン化しない方がいい」
という話。

ある重要なことを変えれば、
人生を好転させることも
可能だからだ。

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親からは虐待を受け、
職場でもパワハラ被害に遭えば、

自分の人生、これからもずっと
虐められる立場で
結婚してもDV夫で苦しむかも?

と怖い予想を
してしまうのも当然だ。

これは、心理学で「反復脅迫」
と呼ばれるもの。

過去に苦痛な経験をすると、
その後、それと似たようなことを
何度も繰り返すと思い込む。

しかし、現実的には
今までの人生の経験が
必ずしも、今後の人生を
決めるわけではない。

繰り返す場合もあれば、

全然違った人生を
歩む場合もある。

この違いは
いったいどこから来るのか?

それは、自分の中に形成された
自己イメージがどんなものか?
で違ってくる。

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「人はセルフイメージ通りの
人生を歩む」という言葉を耳にするが、

これは本当のことだ。

なぜなら、人は無意識でも
自己イメージに従って、
それ相応の振る舞いをするから。

自己イメージに応じて
行動するうちに、

本当に自己イメージ通りに
なってゆくのだ。

たとえば、
自分はできない人で
自分にはムリだと信じ込んでいれば、

本当にできない人に
なってしまう。

逆に苦境に立たされても、
「自分は絶対にできる」と
心底信じている人は、

どんなに難しいことでも、
いつかは必ずやり遂げる。

自分が自分に対して持つ
セルフイメージ通りに
人生は進んでいくものだ。

なぜ、そうなのかは、
「自分はできない人」と
信じていれば、

「やってもムリだ」と思うから、
挑戦すらしなくなる。

何事も挑戦しなければ、
成功もない。

逆に、自分自身を信じて
「絶対にできる」と
思い込んでいれば、

チャレンジを怠らない。

たとえ最初は
上手く行かなくても、

失敗しながら、学んでゆき、
徐々に賢くなって、

「遂にできた!」という日が来る。

成功するまで諦めないから、
いつかは成功する日を見る。

一つの成功体験は
自分に更なる自信を与える。

自分自身をより信頼できるようになり、
もっともっと色々なことに
挑戦し続けてゆく。

挑戦するうちに、
どんどん学習して賢くなり、
進化成長してゆく。

「もうムリだ」と諦めるのか、

それとも、「自分は絶対できる」
と成功するまで諦めずに
チャレンジを続けるのか、

この違いで、人は
全然違った人生を
歩むことになる。

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現実的には、
親も虐待をする人。
上司もパワハラ上司。
夫もDV男の場合もある。

しかし、親が虐待して、
上司もパワハラであっても、
夫については、申し分なく素晴らしい人
に巡り合うこともある。

親から虐待を受けても、
職場の上司に恵まれて、
更に夫にも恵まれるケースもある。

つまり、
親からの虐待の有無、
上司からのパワハラの有無、
夫のDVの有無の組み合わせは、

様々なパターンがあり、
こういう場合には、
絶対にこうなるという法則はない。

「今までの自分の人生は
こうだったから、
これからも同じだろう」と
決めつける必要はないのだ。

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「今までも虐待されてきたから、
これからの人生でも虐められる」
と信じ切っていれば、

本当に自分を虐める人を
寄せ付けてしまい、

今までと同じように
虐められる人生になってしまう。

その理由は、
自分は気づかなくても、
知らず知らずのうちに、

「虐められる自己像」に従って、
振る舞いをしてしまうからだ。

しかし、今までは運悪く
虐待する親に育てられたけれど、

そんな親からは離れて、
「虐められる自己像」を
きっぱりと捨てられれば、

虐める人を
引き付けることもなくなる。

表面上は、誰でも
「素晴らしい人生を送りたい」
と願っている。

しかし、実際には、
昔と同じように自分を虐める人と
縁を持つはめになるのは、

「自分は虐められる存在」
と間違った自己イメージがあり、

それに従って、
振る舞ってしまったり、
行動してしまったりするからだ。

はっきりと意識できる人もいれば、

はっきりではないけれど、
うすうす感じている人もいる。

ほぼ気づくことなく、
自分がそのような自己イメージを
持つことすら、意識しない人もいる。

いずれにせよ、
自分の心の奥底には、
「虐められても当然の
情けない自己像」が隠れている。

「虐められる存在」というものが
しっかりと自分の中に
根付いてしまっているのだ。

それが原因で、
本当に虐められる人のままでいる。

だから、このことに気づくのが
最重要課題だ。

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生まれた時から
毒親に心理的な毒を飲まされ、
悪い方向へ洗脳され、

酷い扱いを受けて、
散々の幼少期を経験した人は、

人生でも大きな
ハンディーを背負っている。

その大きなハンディーは、
自分の中で不当に根付いた
「虐められるに値する
情けない自己イメージ」によるもの。

その不当な思い込みは、
いつも表面に姿を
現しているわけではなくても、

心の奥底に隠れていて、
時々、出没する。

意識できない人もいるが、
確実に自分の一部として、

自分の考えや行動に
強く影響を及ぼしている。

今までの人生も
ツイていなくて、

これからも同じように
ツイてない人生だろう
と嘆く気持ちがある人は、

まずは、自分の中にある
「自分に対する
間違った自己イメージ」に気づくことが必須だ。

毒親のもとで
かなり酷い人生を
幼少期から強いられれば、

その間違った思い込みが
しっかりと自分の中に根付くのは、
不思議ではなく、当然のこと。

でも、これを外さない限り、
今までと同じような人生を
送ってしまうことになる。

自分に
そんな不当な思い込みが
あること自体、知らない人もいる。

これが一番の問題だろう。

気づくことさえできれば、
あとは、捨てるだけ。

もちろん、
深く根付いたものは、

なかなか簡単には
手放せない。

それでも、
自分の不当な思い込みにより、

自分自身を苦しませない
と決意して、

今までの間違った
自己イメージを捨てて、

別の自己イメージを
持てるようになれば、

人生は徐々に
良い方向へ進んで行く。

人生の早い段階で、
間違った自己イメージを
植え付けられてしまったことは、

その後の人生にも
悪影響を強く及ぼすものだ。

人生における
大きなハンディーであるが、

これをどうにかせねば、
今までと同じような人生を
自然と続けてしまうことになる。

できれば、最初から、
そんな不当な思い込みを
防げればよかった。

しかし、済んだことを
後悔しても、何もはじまらない。

そういうことが
起きてしまったのは
残念だけど、

「それは、もう仕方ないから」
と割り切って、

今後は、間違った不当な
自己イメージを手放して、

自分が望むような
自己イメージに変えてゆくことだ。

ここに人生を好転させるための
答えが隠れている。

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今回の話をまとめれば、

今までの自分の経験に基づき、
人生をパターン化しない方がよい。

なぜなら、今までの人生が
必ずしも、今後の人生を
決めるわけではないから。

今までの人生と
同じパターンを繰り返さないために
できることは、

自分の中にある
不当な自己イメージを
外すこと。

「人はセルフイメージ通りの
人生を歩む」は本当。

自分が望んでいる人生を
送るためには、

それ相応の自己イメージを
持つようにすればいいのだ。

もちろん、簡単なことではない。

大きなチャレンジではあるが、
挑戦する価値のあるチャレンジだ。

今までの「自分は虐められるに値する
情けない自己イメージ」を捨て、

なりたい自分のイメージを
自己イメージとして、
自分の中に植えつけることが必要だ。

それが、
人生を好転させるために必要なこと。