今日は2020年9月27日。
ニュージーランドでは
Daylight Saving Time (夏時間)が始まった。
本日午前2時に、時計の針を1時間前進させ
午前3時になった。
夏時間の目的は、夏の時期に、
太陽が出ている時間帯を有効に活用する
ということ。

典型的な人ならば、
午後5時に仕事を終えて帰宅する。
夕食を取った後、就寝までの時間に
太陽の光を楽しむことができる。
野外で日光を浴びながら、散歩したり、
スポーツしたり、バーベキューを
エンジョーイしたりできるのだ。

私の住む地域では、一番日が長い時には
午後9時頃までお日様が出ている。
午後8時では、青空が広がり真昼間のようだ。
午後9時半になると、ようやく外も薄暗くなる。
日本出身の私には、とても不思議な感覚だ。

アウトドアアクティビティーが大好きな
ニュージーランド人は、夕食後の2~3時間を
野外で過ごすことができ、喜ぶ人も多い。
その一方、夏時間を迷惑に感じる人もいる。
朝が早い農家の人々にとっては
夏時間中は、更に1時間早起きしなければならず
負担に感じる人も少なくない。

私個人は夏時間をあまり好まない。
私は体力がないので、夜になればヘトヘトだ。
夕食後に、外に出たいと思うほど気力がない。
それよりも、寝室で静かに読書したり、
ユーチューブで様々な人のトークを聞く方がよっぽど良い。
いつまでもお日様がサンサンと輝くより
秋の夜長をしみじみと過ごす方が好き。

また、子供たちが小さな頃は、
夏時間をかなり迷惑に感じていた。
できれば、午後8時までに
子供たちを寝かしつけたかった。
でも、この時間では、外は昼間のように明るくて
子供たちもお休みモードに入れない。
よって、夏になると、子供たちが
遅い時間まで、ずっと起きていた。
子育て中のママにとっては、
子供の寝静まった自由時間が少なくなるので
ちょっと悲しかった。

夏時間に切り替わる日、通常時間に戻る日には
やったら良いと推奨されることがある。
「家の中の火災報知器が電池切れになってないか、
きちんと作動しているかをテストする」ことだ。
テレビでも、時間が切り替わる日の前には
消防署からのメッセージが流れてくる。

夏時間に切り替わる日は、
1日が23時間しかない。
逆に、夏時間から通常時間に戻る時は
1日が25時間になる。
たったの1時間だけど、
この違いは大きい。
身体のサイクルはいつも通りで
今朝も同じ時間に起床したけれど、
時計を見れば、もう既に8時。
私にとっては、朝寝坊したと同然の時間だ。
よって、今日は時間が少なくなり、
一日があっという間に終わってしまうだろう。

それでも、夏時間が始まったということは、
「雨、雨、雨」の冬モードから、
晴天が多い夏モードにもうすぐ切り替わる時期
ということだ。
夏の気候の良さが好きな私にとっては、
夏時間開始は、悪いことだけではない。